風林の作業紹介(ネックレス製作)
- 2月17日
- 読了時間: 4分
風林では、さまざまな作業を行っていますが、その一つにアクセサリー関連の作業があります。
主に、仕入れた大量のアクセサリーを分別・清掃・包装し、海外へ輸出しています。また、ハンドメイド(主にネックレスの製作)も行っており、完成品は海外へ輸出したり、オークションに出品したりしています。
今回のブログでは、アクセサリー関連の作業の中から「ネックレス製作」を紹介します。

フェイクパールのビーズと金色のビーズが、ダンボール箱いっぱいに用意されました。
スタッフさんから「このビーズを使ってネックレスを作ってください」と指示があり、作業が始まりました。
まずは、前任者が製作したネックレスを参考にしながら、必要なパーツや道具を準備し、試作に取りかかります。

追加で用意してもらった道具は、三角トレー、接着剤、指カンです。三角トレーは、ビーズやパーツの整理に使用します。接着剤は、細いノズル付きで乾くと透明になるもの。指カンはペンチと併用し、丸カン等のパーツを加工する際に使います。

最初に50cmと60cmのネックレスを試作しました。スタッフさんが試着した結果、60cmの方が良いということで、60cmのネックレスを製作することになりました。
ところが、仕入れたビーズに問題がありました。塗料が穴の内部まで入り込んでおり、テグスが通らないものが多くあったのです。

ネックレス1本につき60個のビーズを使用します。ネックレスの製作中、ランダムに取り出したビーズのうち、テグスが通らず弾いたものは79個ありました。この状況から、仕入れたビーズの半数以上が使用できない可能性があると考えられます。
半分以上が使えないのはもったいないと感じ、穴に入り込んだ塗料を取り除く方法として、電動ルーターに穴開け用ドリルを取り付けて削ることを提案しました。提案は採用され、電動ルーターと替刃を購入してもらいました。
実際に電動ルーターで削ってみると、フェイクパールのビーズは塗料が比較的柔らかく、スムーズに削り取ることができました。一方、金色のビーズは塗料が硬く、なかなか除去できません。
そこで、フェイクパールのビーズから作業を進めることにしました。
ひとつひとつビーズを確認しながら、穴をふさいでいる塗料を電動ルーターで削り、テグスが通るようにしていきます。作業中、力を入れすぎて穴の外側まで削ってしまう失敗もありましたが、力加減に注意しながら慎重に進めました。
試行錯誤の末、フェイクパールのビーズの穴あけ作業が完了しました。総量は約3.75kg。ネックレスに換算すると35本以上になります。
穴あけが終わったビーズは、ネックレス1本分(60個)ずつに分けて袋詰めします。あわせて、使用する金具も準備します。風林で製作しているネックレスに使用するパーツは、丸カン(大・小)、カニカン、Vカップ、つぶし玉です。
ビーズには、テグスを2本通すようにします。そのため、出来上がりのネックレスの長さの2倍よりも、長めにテグスを切っておきます。つぶし玉にテグスを2回通してペンチでつぶして固定し、さらに接着剤で補強します。接着剤が乾いたらVカップをかぶせ、端の処理が完了です。
続いてビーズを通していき、全部通し終わったら、反対側も同様につぶし玉で固定し、接着剤で補強してVカップをかぶせます。
最後に丸カン・カニカンを取り付けて完成です。
作業所にあったトルソーに着用させてみると、60cmの長さや着用感がよく分かります。

他の作業と並行しながら製作を進め、最終的に39本のネックレスが完成しました。写真では5本ずつ束ねており、1束のみ4本になっています。

完成したネックレスは別の作業者さんが、検品・袋詰めを行った後、海外へ輸出される予定です。
風林では、アクセサリー製作のような技術を活かせるハンドメイド作業も行っています。
工夫や改善を重ねて、「できない」を「できる」に変えていくことも、風林が大切にしている取り組みの一つです。(と)

































